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晩節を汚す

 沢田研二がライブを開演直前になってドタキャンしたことが、問題となっています。

 さいたまスーパーアリーナでのライブでしたが、沢田は9,000名の入場者と聞いていたのが、実際は7,000名しか観客がおらず、それに激怒したそうです。空席が目立ち、話が違うと。

 自身は中止を決断した理由と“アーチストの意地”と言っていますが、そんな偏屈な意地の為に空振りをさせられた、わざわざ遠方から来た人もいたであろう7,000名のファンの立場は、どうなるのでしょう。

 ファンあっての、沢田研二です。彼は、本人の言う通りアーチストでもありミュージシャンでもあるのでしょうが、それと同時に、“タレント”でもあると思うのです。

 前衛芸術家のようなアーチストであれば、こんな非常識な出来事も、それも含めて芸術であると世間も理解します。つい先日も、オークションで1億5千万円で落札された直後に、その絵を額縁に仕込んだシュレッダーで裁断してしまった覆面ストリートアーチスト・バンクシーのような芸術家もいました。

 世論は、そんな行為もバンクシーの創作活動の一環であると認識しているようです。しかも、その裁断された絵画は、元の価値の倍の値がついているそうです。芸術史を飾る出来事を、象徴的する絵画ということなのでしょう。

 でも、沢田研二はそれとは全然違います。彼は、一般的な認識はテレビタレントです。テレビやステージで、流行曲を歌う歌手です。ファンに楽しんでもらって、なんぼの人です。

 そんなタレントが、ファンを裏切ったらダメでしょう。別に前衛芸術家が上で、タレントが下とかいう事を言っているのではありません。立ち位置が違うのです。求められている、存在価値が違うのです。アイスクリームとおにぎりどっちが美味しいかなんて、比較しようがないですよね。それと同じです。

 “ザ・ベストテン”に出ていた頃の沢田研二だったら、その辺の理屈はよく理解していたと思います。だから“TOKIO”でパラシュートを背負ったハデハデなコスチュームだって、着ていたのです。ファンを楽しませる為に。派手好きな目立ちたがり屋を、自ら演出していたのです。

 彼も、もう古希です。歌手としては、そろそろ引退の時期でしょう。歌手沢田研二としての晩節を、彼は今過ごしています。五木寛之の言う“林住期”の、最終盤を生きているのです。

 そんな古希のタレントが、意地を張ってファンを悲しませることをしてどうするのでしょう。何と、張り合っているのでしょう。

 今回のドタキャンで、損害額は4,000万円にものぼるそうです。経済的にも、かなりの損失です。でも、それにも増して、今まで営々と築いてきた“流行歌手・沢田研二”の名声が地に落ちてしまいました。もったいない事です。

 彼のとった行動は、傲岸不遜でした。尊大になり過ぎてしまったのか。今こそ、“初心忘るべからず”でしょう。でも、年齢からして、もう取り返しはつかないかもしれません。

 彼は、晩節を汚してしまいました。そんな、出来事でした。

トヨタのカーナビ

 私は今、トヨタのマジェスタに乗っています。もう4年は、乗っているでしょうか。そのマジェスタには、トヨタの純正カーナビが付いています。このカーナビが、真にお茶目なのです。

 “裏道・抜け道・細い道優先モード”に、なっているかのよう。知らない土地をナビしてくれる時は、その通りに走るのですが、“地元の人しか、通らないよ”的な道を案内してくれるのです。“なんで、こんな裏道通らせるの?”と、いつも思いながら運転しています。

 昨日もあるお客様を訪ねる際に、カーナビを使いました。別にカーナビ無しでも行けたのですが、たまにはいつもと違う道で行ってみようと、カーナビの指示通りに走ったのです。

 そうしたら、車1台やっと通れるような砂利道で、脇に雑草がせり出しているドブ脇の道に案内されました。“雑草で、車体に擦り傷がつくのがいやだなぁ~”と感じながら、運転しました。

 なして我がマジェスタカーナビ君は、こんな道に導くのでしょう。私がいつも通っている道の方が、よっぽど走りやすいし、一般的です。

 私のカーナビを、誰かがこっそり“変な道優先モード”に設定してたのかも。そんな風に思えるほどに、変わった道案内をしてくれるのです。マジェスタカーナビは。

ヤマダ電機DM

 ヤマダ電機のメールが、ウザい。最近は、友人からの連絡はラインが殆どなので、スマホメールはDM系が殆どです。そのDMの中でも特にヤマダ電機は、酷い時は日に3~4本来る時もあります。

 これって、逆効果だと思うのですが。ヤマダ電機に対する印象が、悪くなりますよね。だって、殆ど全てのメール情報は、私にとって必要の無いものだから。

 家電製品は、今使っているものが壊れたとか、新製品や画期的な製品が出たとかのタイミングで欲しくなるもの。しかも、その情報はDMからではなくて、テレビや雑誌であったり、ウェブであったり、巷の噂であったり、つまり、気にしていなくても自然と目や耳に入って来る情報から得られる場合が多いのです。

 それで何かが欲しくなってから、ヤマダ電機のような複数の家電量販店のHPを覗いてみて、比較検討するパターンでしょう。

 ヤマダ電機HPからDMの配信を止めようとすると、「効率ポイントセール・特価品セール・割引クーポンセール等の特典が得られなくなります」なんていう、脅し文句のような注意書きが現れます。これは、本当にどうなんでしょうか。

 私は天邪鬼なので、こんなこと注意されると、“ヤマダ電機なんて絶対に行くもんか”なんて気に、なってしまうのですが。

 ヤマダ電機さん、もう少しDM配信の頻度を低くして貰えませんかな。その方が、逆に来店率が上がるかもしれませんよ。お客様目線にて、お願いいたします。

輪島大士逝く

 第54代元横綱・輪島大士氏が亡くなりました。享年70歳。早すぎます。

 黄金の廻しが、何と言っても印象的でした。髷が結えるようになるまで、パーマを掛けていたというエピソードも、輪島らしい。そんなお相撲さんなんて、輪島だけでしょう。それほどに、型破り、破天荒な関取でした。

 黄金の左からの下手投げが輪島の代名詞の様になっていますが、私はそれを可能にしていたのは、何と言っても徹底したすり足だと思います。あれほど見事なすり足で相撲を取り切る力士は、もう出ないでしょう。

 引退してからは、特に金銭問題で、波乱万丈の人生だったようです。宵越しの金は持てない性格だったのかな。豪放磊落、だらしない部分も確かにあったとは思いますが、どこか憎めない。いたずら小僧が、そのまんま横綱にまでなってしまった。そんな輪島関でした。

 愛嬌たっぷりの笑顔は、もう見られません。あの天然で能天気な明るさが、今の相撲協会に足りないところなのではないかな。

 ご冥福をお祈りします。合掌。

巨人高橋由伸監督辞任

 読売ジャイアンツの高橋由伸監督が、辞任しました。でも、なぜこの時期の発表なのでしょう。巨人は、まだクライマックスシリーズ進出の可能性を残しています。これで、セリーグのCS覇者になって、日本シリーズでも優勝したらどうするのでしょう。辞任の理由が成績不振なのですから、日本一になった監督を、成績不振を理由として辞任させるのでしょうか。

 確かに、この3年間の高橋監督の成績は芳しくありませんでしたし、疑問符がつく采配も少なくありませんでした。しかし、辞任させるにしても、シーズン全て終了してから発表したって、遅くはないはずです。これは、巨人に限った事ではありませんが、なぜにこんな中途半端な時期の発表なのか不思議です。

 しかも、次の監督は、また原です。原監督自体は素晴らしい監督だとは思いますが、それにしたって、“またか”感は否めません。新鮮味のない、中古品の再利用みたいな感じ。

 これが、桑田だとか江川だとか松井だったとしたら、フレッシュで話題性もあって、ファンも喜んだはずです。何かやってくれそうな、期待感があります。来年のシーズンが、楽しみに思えます。
 
原じゃねぇ~。数年前の巨人野球の焼き直し。再放送を見ているような、気分です。まだ、中畑の方が面白そうで良かった。中畑で勝てるかどうかは、別としてですが。

 次に原を選んでしまう、巨人フロントのセンスの無さ。これでは、往年の巨人人気再燃なんて夢のまた夢。プロ野球自体が、地盤沈下してしまいます。こんなことでは、テレビ地上波のゴールデンタイムに、巨人戦が放送されるなんてことは、未来永劫ないでしょう。

 巨人フロントには、ファンを獲得しようとか、ファン層を広げていこうとかいう戦略が、全く感じられません。ホント、センスないよなぁ~。

人魚の眠る家

 東野圭吾 著「人魚の眠る家」、これは、母性愛の物語、母の物語です。

 11月16日に、これを原作とした同じ題名の映画が封切られます。私は映画館で映画本編が始まる前の予告編を見るのが好きなのですが、ここ最近、この映画の予告編がしきりに流れているので、試しに原作を読んでみるとこにしたのです。東野圭吾は好きですし、彼の小説には外れはありませんしね。

 予告編では、原作者・東野圭吾談として、「思う存分泣いて下さい」とありました。確かに、この原作を上手く映画化すれば、泣ける映画になるだろうという予感は、原作を読み終えた今漂っています。

 でも、最近“散り椿”で、思いっきり外してますし、一番心配なのが、監督が粗製乱造の“堤幸彦”ですから、「映画はどうかなぁ~」というのが、正直なところです。

 また、作家の思い入れが深すぎる作品は、得てして読者からすれば“それほど??”というケースは間々あります。この小説も確かに感動的ですが、東野が言うように東野の代表作になり得る程に突き抜けて良いかというと、そうでもないような気も致します。

 良い映画を見て気持ち良く泣けるというのは、私にとってのカタルシスです。

 原作のラストは、感動的でした。電車の車内で読んでいたにも関わらず、涙が流れそうになりました。はてさて、映画のラストはどうかな。気持ちよく泣けるかな。

 映画は、もちろん見ます。期待を込めて。

煌璃(キラリ)

 川口の本格派中華の店“煌璃”に、行ってきました。“本格派中華料理”の称号は、この店の為にあるようなもの。巷にあふれている似非本格派とは、ものが違います。

 名物“よだれ鶏”や、“豚フィレ肉の黒酢豚”“麻婆豆腐”“青菜と海老のチャーハン”等々。それ以外にも、食した料理が全て旨かった。

 こちらは、肉、野菜、魚と、食材にも徹底的に拘っています。厳選した、新鮮な食材。更には、地元の麦味噌を使用するなど、地産地消にもチャレンジしています。

 井上オーナーシェフは、銀座の老舗名店“過門香”で、長年料理長をしていた方です。そのシェフがお薦めの、“紹興酒10年古酒”が、これまた絶品。気さくなシェフが、その日のお薦めを教えてくれます。

 小ぢんまりとした店内ですが、その小ぢんまり感がまた良い。川口駅徒歩5分くらいです。

 強いて欠点を挙げるとすれば、“煌璃”という漢字をキラリとは読みづらいこと。本格絶品中華“煌璃”、超お薦めです。

〒332-0012
川口市本町4-5-1 Tプラザ1階
中華料理 煌璃 きらり
電話 048-290-8300
営業時間 ランチ  11:30~14:00 
 ディナー 17:00~22:00
定休日 毎週月曜日

台風確変

 今年は、台風の当り年です。21号に続き24号も日本列島を縦断。そして来週には、24号の後を追うように25号がやって来そうです。ほぼ2週間おきに、台風は律儀に上陸してきます。招かねざる客なのですがね。

 地球温暖化の影響で、日本はどうも台風確変モードに突入したようです。この確変は毎年必ず突入する、確変率100/100の有難くない温暖化モード確変です。

 只今現在も、25号のリーチ目状態。来週頭くらいが、ヤバそうですね。

原作が泣く映画“散り椿”

 “散り椿”、久々に本当につまらない日本映画を見てしまいました。時代劇ですが、酷い映画です。映画というよりは、岡田准一の時代劇版プロモーションビデオです。

 全編に亘り、モノトーンの暗い映像です。その暗い画面にこれまたどよ~んとした加古隆の重苦しい音楽が被さってきます。重厚感を醸し出そうとしているのでしょうが、私は只の単なる暗い映画としか思えませんでした。葉室麟の原作が良かっただけに、裏切られ感も大きくなってしまったのかもしれません。

 そもそも、葉室麟原作のストーリーが、完膚なきまでにぶち壊されています。全く、別の物語です。葉室麟原作にある物語の奥深さとか、サスペンス感とか、重層感とかが全て取っ払われて、単調なただのつまらないお家騒動にされています。盛り上がりの全く無い、平坦平凡のっぺらぼうな映画です。

 更には、葉室麟作品の魅力の一つである、ところどころに散りばめられた“軽味”が全然ありません。葉室麟時代小説は、ストーリー自体は重い暗い話だとしても、登場人物の得も言われぬ軽味が、逆に作品に厚みと魅力を与えているのです。そのエッセンスが、この映画のどこにも見当たりません。

 原作のプロットを下手に簡略化してつまらなくした割に、分かりづらい映画です。映像と音楽で重厚感を出そうとしているのでしょうが、脚本が全然駄目なので、ほんとただの眠たい映画になっています。実際、少し寝てしまいました。

 木村大作という人は、撮影カメラマンとしては優秀なのでしょうが、監督としては、下の下ですね。もう、二度と監督として映画を撮らない方が良いでしょう。映像ばかりにこだわり過ぎて、登場人物の関係性だとか、そこから生まれる葛藤だとかが、全く描けていません。凝った殺陣も、私には現実味に乏しい形式的な物にしか見えませんでした。

 二つだけ良かった点は、雪の降っている感と岡田准一の殺陣です。岡田准一の殺陣は、はやっぱり上手い。その分、西島秀俊のへっぴり腰が際立ってしまいましたが。

 しかし、あれだけの俳優陣を揃えて、こんな映画しか撮れないのでは、どうしようもないでしょう。原作の秘剣“雷斬り”を、どうして映画では“蜻蛉斬り”なんてものに、言い換えてしまったのでしょう。あれやこれや、全部がダメダメ。これでは、葉室麟が本当に可哀そうです。

貴乃花親方引退

 貴乃花親方が、日本相撲協会から完全に手を引いてしまうようです。貴乃花親方の独善的な手法には色々批判もあると思いますが、現体制への反対批判勢力として、協会内部から物申し続けて欲しかっただけに残念です。

 現時点では、貴乃花親方が提出した“引退届”は、本来は“退職届”を提出しなくてははならないとのことで、協会は正式には貴乃花親方の退職は認めていないようです。

 それを受けて貴乃花親方は、引退届を退職届に読み替えて受理して欲しいという旨の上申書を、弁護士を通じて提出したそうです。私は、この一連のやり取りが、貴乃花親方と日本相撲協会の関係性を象徴しているように思えてなりません。

 貴乃花親方も、上申書を提出するくらいなら、改めて退職届を出しなおした方が楽でしょう。それをしないでわざわざ上申書を出すところが、貴乃花親方の頑ななところであり、独り善がりなところでもあります。

 協会側も、どうせ辞める親方なんだから、引退届だろうが退職届だろうが受理してあげれば良いのに。こちらも、融通が利きません。

 もう少しお互いが腹を割ってもう少し話し合えたら、違う展開になっていたかもしれないのに。甚だしいコミュニケーション不足です。

 貴乃花親方が、あと少しだけ世渡り上手であれば良かったのに。私は、宮沢りえとの破局騒動以来、貴乃花はあんまり好きません。でも、それでもやっぱり、旧態然とした保守的な日本相撲協会に於いて、あの貴重な存在を失ってしまうのは残念でなりません。

 これから貴乃花親方は、どうしていくのでしょう。負け犬の遠吠えみたいな存在に、ならなければ良いのですが。

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